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年刊詩集ふくい2021が発刊されました

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詩集ふくい2021  頒価 1,800円(税込み)、県内書店で販売

 「詩集ふくい」は1985年の創刊以来、今回で第37集目を迎えました。福井県詩人懇話会の会員を中心に県内外から49人が参加して、55編の作品が寄せられました。この詩集の発刊最少となってしまった昨年より参加者、作品数とも増加しました。参加者のプロフィールを見ると、やはり65歳以上の高齢者が圧倒的に多数という傾向は変わりませんが「それぞれ個性豊かな作風が〝展観〟され、〝交響〟している」(佐野周一詩人懇話会副代表「あとがき」より)ものになっています。
 「詩集ふくい2021」には、福井県詩人懇話会が主催して2020年11月21日に、福井市のウェル・アオッサで開いた「’20ふくい詩祭」の詳細な記録も収録されています。小浜市出身の第46回高見順賞を受賞している詩人・川口晴美氏(東京都在住)の「詩のなかの多彩な声と想像力」と題した基調講演。コーディネーター・黒田不二夫、パネリスト・半田信和、西田昌弘、西畠良平の懇話会会員によるシンポジウム「現代の若者にとって詩はどこにあるのか」の内容が克明に紹介されています。

【「詩集ふくい2021」収録作品】
  • 背中  青山 雨子
  • 向日葵を見に行く  赤木比佐江
  • 菖蒲の花  朝日 信子
  • 生まれ変わり/えんがわ  有田 幸代
  • リセット  上坂千枝美
  • 深い海の記憶  大竹 雅彦
  • 夏安居のとき  刑部あき子
  • 母の意図  下々味万九郎
  • ああ 風  笠原 仙一
  • 仮面舞踏会  金田 久璋
  • 一言  神内 八重
  • 交響曲「悲愴」  川口 田螺
  • 独り  川嶋 悦子
  • 常磐線国電区間複々線化50年  川瀬 新一
  • 音なく水ゆき/朝の花  川村 信治
  • 灯台もと暗し  黒田不二夫
  • 相打ち  小泉 強
  • 末法の世を生き延びる  佐野 周一
  • 蘇州の景色  杉村 敏隆
  • 魚釣り  鈴木 天也
  • 転勤辞令/絶体絶命崖っぷち  墨田丸沈潜
  • 共振する家  瀧本めぐみ
  • 無言館  龍野 篤朗
  • 宇宙人の保育所  立石百代子
  • 〈ブーメランと毎日〉より 夕方がこわい  たべたけみつ
  • カンジャ橋  千葉 晃弘
  • 地球温暖化現象  千葉 吉弘
  • 虚像の中で/つきぬけて  とくしともこ
  • 2021・JUNE  友清 恵子
  • 新しい日々を  中林千代子
  • 手  西田 昌弘
  • 私の中のあなたへ  西畠 良平
  • カーカップ先生の思い出  野尻 益子
  • 大島  浜本はつえ
  • 兵庫川 蛍抄  林 秋恵
  • いかり草/かたくり  半田 信和
  • 空き瓶  吹矢 正清
  • 「読孟子自詠」  創作橋本 左内・翻訳前川 幸雄
  • 月と街燈  柾 あずさ
  • 夢にも重量  まつうらまさお
  • 「マスクの芯」/「食べている-」  三日月一弘
  • 足音  宮﨑登志子
  • 土に向かう  森川りょうこ
  • いいんじゃないですか?  山口 万喜
  • 白い紙  山口 楽子
  • セミの声  山下 愛子
  • としょりのうた  山田 清吉
  • 心の歌  吉池 道子
  • 対面  渡辺 本爾
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